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緊急告発 

なぜ「詐欺師集団」を放置するか!

 ネット社会に横行する詐欺師集団を告発するGメンが動き出した。しかし、日弁連は、

まだ腰を上げない。オレオレ詐欺の摘発が活発になり、行き場を失いつつある詐欺集団

が、次のターゲットとしているのが、ネット利用者だ!!!!

 手口は、有名・著名人の名前(特に女優)を利用して成りすましをして、ファンの方々

の心を揺さぶり資金を巻き上げる手口。

 彼らの手口は、最終的には、「会員IDカード購入」を勧める仕組み。その購入の仕方

は、コンビニ等において現金でネット支払いに使えるカードを購入させて、支払い決済

をさせると言うもの。

 あたかも著名人の振りをしながら、本人の画像をふんだんにサイトにアップして著名人

のサイトと勘違いさせる。そして、最終的には、「著名人に遭うためには、IDカードが

必要と迫る。しかし、これらは、総て嘘のデッチ上げ。現に所属プロダクション側に

問い合わせすれば、直ぐに分かる事。

 成りすましがバレルとやくざ言葉で対応してくる。各Gメンからの報告では、被害者が

被害認識の無いままに、アップルカード等を購入し代金支払いとして、当該カードの裏

に記載の数値コードを詐欺師集団に送信している。その金額たるや馬鹿にならない。

警視庁サーバー対策室は、早々に手を打ってもらいたい。

 警視庁・日弁連・裁判所調査官・民間Gメンの連携調査・摘発を求める。
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# by warau_1 | 2024-03-28 17:53 | 詐欺摘発Gメン報告

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー9

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー9

PCで検索を重ねている間に「何故、八王子周辺がこれほどまでにC国からの標的に

なっているのか。」を解明する事ができた。その背景には、幾つかの狙いが浮上した。

 まず、太陽光パネルによる自衛隊駐屯基地電力支配、さらに電波傍受そしてスパイ

養成基地建設等と首都圏に近い場所での活動が狙いと見えて来た。

 それを知った住民の一部が住民運動を展開し始めたものと推察される。その中心

人物は、国立大学東都大学 西谷圭吾教授とそのグループであった。同氏の論調には、

筋道がしっかりしており、個人的利益取得の為などの様子は、伺う事が出来なかった。

 そして、そうした検索が終了しつつあった時、携帯の電話が鳴った。恭子だった。

「本間さん、就業後に赤坂見附でお会いできますか?」

「はい、分かりました。」午後4時過ぎになっていた。私の返事を聴くなり電話は、

切れた。私にとって、恭子からの電話は、天にも昇る思いで受けているのだが、

彼女は、冷静沈着とした物腰である。

 午後5時45分に赤坂見附喫茶店「ユニオン」到着した私は、店長の平沢氏に挨拶した。

まだ、恭子は、未着であった。待つ間に奥の席を確保し、八王子に関する案件に関する

思考を巡らしていた。

「お忙しいところをお呼び立て致しまして、御免なさい。課長に呼ばれて少し時間を遅刻

してしまいました。」にこやかな恭子の顔が目の前に映った。

「いえ、恭子さんからの電話であれば、万難を排して伺います。」

「あら、優しい方ね。」

「ところで、ご注文は、何が良いのでしょうか?」

「そうね、今日は、カフェラテを頂きます。」とさらりと言った。そこに秘められた恭子の

思いを私は、感じ取る事が出来ていなかった。店長を呼んでカフェラテを二つ注文した。

「実は、加奈子がね。今夜、どうやら工藤さんの御宅にお泊りらしいの・・・。」

「そっ、そうでしたか。」と瞬間に恭子の意図するところが理解出来た。

「分かりました、今夜、お部屋に立ち寄らせて頂きますね。」と続けた。恭子は、黙って

頷いた。
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# by warau_1 | 2024-03-25 21:10 | 恋愛小説

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー8

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー8

 登 秀麗からの電話の内容は、c国から攻められているのか、可なり切迫した感じで面談を要求

してきた。かつてハニートラップを仕掛けて来た女性でC国のエージェントだ。しかし、一向に

実績が上がらない事から、C国からの要求圧力が高まって来ているものと感じた。それだけに

君子危うきに近寄らず!との格言もある様に対応しない事が肝要と感じた。

 しかし、登 秀麗からは、何度も電話が寄せられる。そこで、昼間の時間帯で昼食時間だけの間

との約束で翌日に虎ノ門の例の喫茶で会う事にした。

 翌日、登 秀麗は、青ざめた顔をして私をまっていた。

「お待たせ致しました。何がありましたか?」と語り掛けると、寝ていないのか赤く充血した目で

「本間さん助けて欲しいの。今、中国からのオーダーに応えられる結果を出さないと家族が・・・」

 それ以上聴くまでも無く、家族が厳しい事になるのだろうと察しはついた。

「御免なさい。今、私に出来る事は、無いと思います。お許しください。」

 何とかして上げたい思いは、個人的に抱けど売国奴になりたくない事とC国の意図の察しがついて

いるだけに正にハニトラにかかるわけにはいかない。そして、昼食時間が終るとの大義名分で登 秀麗

と別れた。

 デスクに戻った私を待ち構えていたのは、田代課長室にすぐ来る様にとの伝言であった。既に池戸課長

補佐のデスクに在籍していなかった。

 課長室に入るテスクの前では、恭子が待ち構えていた。

「お待ちかねです。少々お待ち下さい。」と課長室に顔を出し私の入室許可を得た。

「はい」と受付デスクの前に私は、立ったままだ。

「どうぞ、お入り下さい。」と恭子は、課長室のドアを開けた。

「お待たせ致しました。」と中に入ると課長と池戸課長補佐並びに見知らぬ中年男性が座っていた。

「大分、ゆっくりな昼食だったね。」と池戸課長補佐が私を迎え、席を少し空けた。

 事前の予約も無かったため多少昼食時間での空席にしたところで問題ないと考えていただけに池戸

課長補佐の言葉は、ズシリと心に刺さった。

「本間君、予定外で急遽呼び出して済まん。」と課長が私の立場を擁護してくれた。

「実は、君に来てもらったのは、例の八王子の国有地山林なのだが、その周辺の土地が民間売買され

つつある模様なのだ。つまり、こちらにおられる防衛省の高岡さんからの話しなのでね。その点を早急

に調査する事が出来るか否かを君の情報チャネルで確認して欲しい訳だよ。」

 田代課長の真剣な様子に何かとんでもない事態が動き始めている事を察した。私は即答を避け

「課長、少しお時間を頂戴できませんでしょうか?」と数日の時間をもらう事にした。

「いいとも、できる限り早めに頼むよ。過日、国会で成立した『重要土地利用規制法』の施行との絡み

もありますからね。」

「はい、できる限り急ぎます。」と慎重に答えた。その答えの後に高岡氏が名刺を差し出しながら

「よろしくお願い致します。何しろ盗聴されたりしたら、米国や親密国との交渉が破綻するリスクも

有りますからね。」と高岡氏の顔には悲壮感が表れていた。それは、特に米国は、日本に機密情報を

出せば必ず他国に漏れてしまうとの見方を強めいる為に滅多なことでは、機密情報を提供してくれない。

それだけ、情報管理についてルーズな日本と見られているには、かつて漏洩の事実があるらしい。

「はい、最善の努力をしてみます。」と高岡氏の目を見ながら答えた。

 課長室を出たのは、それから三十分程度してからの事である。八王子の国有地周辺で住民運動が開始

されている事を知った。私は、デスクに向かいPCでの検索で住民運動の動向やその主体についても確認

した。その運動の主体は、聞いた事もない団体である事が判明した。
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# by warau_1 | 2024-03-18 18:42 | 恋愛小説

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー7

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー7

 衆議院議員会館の工藤泰三氏の部屋の前に立った私は、流石に緊張した。工藤記者は、
親族の部屋に入るとの立場からか何ら緊張感も無く、秘書に軽く挨拶した。

「おお、来たな!どうだ元気にやっているか?」と工藤泰三氏が工藤記者を見るなり明るい
声で迎えた。そして私に目を移すなり

「お客様だね。まあ、遠慮なくお座り下さい。いつも息子がお世話になっています。」
と丁重な姿勢で名刺を持参して私に差し出した。

「こちらこそ、息子さんに大変お世話になっております。」と名刺を差し出した。そして
ソファーに座った私に鋭い眼光を向けながらも工藤記者に向けて

「大介,昨日の話しだがね。適さんは、可なり綿密な戦略で行動を進めている模様だよ。」

「それは、如何なる戦略ですか?分かれば教えて下さい。」

「例の法案が今国会で成立する可能性を察したC国は、当該地域の周辺民間所有地に照準
を切り替えたと言う事だな。つまり、官庁が絡まない形での買収を狙っている事だ。」

「となると民間は、相場よりも上乗せした価格でなら容易に売却してしまうと言う事ね。」

「その通りだ。」

「じゃ、それを阻止する方法が無いと言う事になるね。」

「つまり、日本人の業者又は個人名での売買契約なら国として又は地方公共団体としても
阻止できないからな。」

「では、それを前提とした電波妨害措置等の対策は、万全になっているの?」

「それがな、まだまだ遅れをとっているのが現状なんだよ。」

「与党として、放置できないでしょう。」

「まあな。」

 この親子の会話の中から察するに父子間では、相当に当該問題について談義されている事
を察知した。それだけに工藤記者の問題意識が高い事も納得した。

「工藤先生、一つ教えて頂きたい点があるのですがよろしいでしょうか?」

「本間さん、どうぞ!」

「はい、非常に具体的な話しですが、八王子の国有地山林ですが、例の法律が成立する事で
C国のターゲットとなっていた国有地買収は、不能となりますよね。するその周辺の地域に
対する買収攻勢が想定されますが、これを阻止する方法は、ありますか?」

「今のところ皆無と言うしかないですね。まして、競売物件であった場合には、入札方式
だからさらに阻止が困難になる事が想定されるところだね。」

「分かりました。するとまず対象地域に競売物件があるか否かを検索してある場合には、
法務省に内通しておかなければなりませんよね。」

「まあ、そうした内通に法務省が従うか否かは、分かりませんがね。」

「すると官邸からの通達等でもだめでしょうか?国家安全保障問題ですから。」

「まあ、総理官邸が動けば、阻止できる可能性は、多少高まるかな?まあ、私の方からも
官邸にそれなりのプッシュは、しておきますがね。」

「工藤先生、是非お願い申し上げます。私の職責とは、関係ないと言われればそれまで
ですが、国家国民の為にもひと肌脱いで頂きたく存じます。」

 政治家にとって、ひと肌脱ぐと言う事は、それなりに相手に対する借りを作る事になり、
余りやりたくない事である事は、私は理解していた。
 その後、加奈子の事に話しが変わり工藤泰三氏は、息子の眼鏡にあった女性が見つかった
事を心から歓迎している様子であった。そして、衆議院議員会館を背にした時、私の携帯に
登 秀麗からの電話が着信した。
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# by warau_1 | 2024-03-10 12:07 | 恋愛小説

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー6

最後の果実➡第6話 恭子の愛ー6

 昼食時間に食堂に入ると既に田代課長は、奥の席に陣取りお供の方は、誰も

居なかった。田代課長は、省内でも名前と顔が有名であり、例え国有財産管理

課長と分かっても同席を求める職員は、殆どいない。それは、恐れ多くて一般

職員には、到底できる事ではないからだ。

 私の姿を確認するなり田代課長は、手招きで私を呼び寄せた。既に天丼を用意

して待っていてくれた。

「本間君、いつも面倒ばかりかけてすまん。まあ、天丼でも食べながら一息入れ

ましょう。」と課長は、いつになく笑顔を見せてくれた。

 それは、何か明るい情報があるのだと察する事ができた。

「課長、御馳走になります。」と言いながら、私が天丼を一口したところで、

「本間君、お陰様で例の八王子の件は、売却する事無く済みましたよ。」

「そうでしたか。良かったですね。」

「官邸の方も理解してくれた模様だからね。」

「次なる手段として如何なる方法を駆使してくるのかが気になりますがね。」

「それなのだがね・・・・・」と課長は口を閉じた。

「課長、やはり別の手口での動きがあるのですね。」と課長の目を見つめた。

「本間君、ここだけの話だけれど、どうやら民間の地権者を狙っている模様だよ。」

 それは、工藤泰三氏と今夕に遭った時にもその実態を聴く事ができると思うも

田代課長にその事は語らなかった。不用意の言葉で課長の判断と行動に火を点けたく

無かったからだ。

「課長、もしも何か分ればお知らせ願えれば、私の情報網で実態を手繰り寄せます。」

「いや、まだ話の段階だからね。その時には、よろしく頼むよ。」

 つまり、無血占領政策について田代課長も危惧している情報が入っているのだろうと

感じられる。

「課長、やはり何とか阻止しないと取り返しのつかない事態だけは、避けたいですものね。」

 田代課長は、無言のまま天丼を口に入れた。つまり、課長の手を離れるから良いと言う

訳ではなく、むしろ危惧する事がそれだけ深まっている事を私は察知せざるを得なかった。

 そうした短い時間での課長との対話を済ませて席に戻ると俄かにスタッフの皆が私を

じろじろ見るムードが漂っていた。

「何かありましたか?」と同期の岡島健太に小声で尋ねた。すると

「おい、食堂で課長と同席したらしいね。」

「ええ、偶然鉢合わせし、呼ばれたものですからね。」とはぐらかした。そして、通常業務

に着手した。それほど、一般職員スタッフからすれば、課長との同席は、妬ましいものだ。

 業務終業時間の少し前に席を立ち、一路タクシーで国会衆議院議員会館受付に向かった。

既に工藤記者は、私を待ち構えており、入館手続きは、済ませていた。
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# by warau_1 | 2024-03-05 03:07 | 恋愛小説