毎年1月から3月中旬ごろまで
大学受験の合格占い、春の移動に伴う賃貸物件占い
で大忙しとなるのですが、
今年もひと段落し
お客様から「合格しました！」の
ご報告に安堵と嬉しさの時を過ごしています。
※ご承諾を得て掲載しています。
合格や、就職のお礼のお手紙などをたくさんいただき、
人生で大切な場面に立ちあえて、お力添えができたとするならば
生きてきてこんなに嬉しいことはありません。
現実を希望通りに創っていくのが占いです。
人生のデザインはある条件が揃えば
どのようにでも描けるようになります。
13年間占い師として仕事をする中で
この世のしくみが分かるようになり
それをお客様にご提供できるようになってきました。
これまでのブログでもお伝えしていますが、
現実は自分だけの努力だけで動かせるものではありません。
もちろん、方向の合った努力は必須条件ですが、
どうも、それ以外のおよそ5割が
それ以外のもので形成されているようです。
私は「宇宙からの応援」という言葉を使って説明していますが、
つまりは多次元世界が関与しているということです。
肉体を持たない霊的なもの、目に見えないものが動かしていると考え、
強く実感しています。
多次元を理解し、味方につけることのメリットは大きいと思います。
だから、私はこのブログのタイトルを
『霊性実践生活のすすめ』として2014年から発信を続けています。
さて、今日から4月。
年度の始めに「閑のすすめ」について書きたいと思います。
私たちはついつい、効率を求め
損得勘定で生きてしまいがちです。
物質世界を生きるからには「損せず得をしたい」と思うのは当然のことかもしれません。
物も、努力も、お金も、時間も、労力も、体力も
付与されるはずのポイントだって損したくない！（笑）
しかし、多くの方の人生を占い師の立場から見ていると、
とてつもなくうまくいっている人というのは
一見、得にならないように思えることを
だれも見ていないところで膨大にしているようにお見受けします。
褒められもしない、メリットもないようなことに
時間や努力を費やしていらっしゃるのです。
私も試しにやってみようかと思いましたが、
日常の中でするのは難しく、
その難しい理由が、「暇がない」ということでした。
日常のほとんどの時間、やるべきことに追われてしまい、
無駄なことができる余裕がなかったのです。
そのころの私は、
睡眠時間を減らしてまで、業務に追われていました。
朝、目を覚ますと大量のメールやメッセージ。
返信して、業務して、雑務に追われ、バタンキューで眠りに落ちるの繰り返し。
人の何倍も努力した先に
きっとかみさまからのご褒美があるはずと思っていました。
業務に追われている間は、
「生かされている感」「充実している感」はあるのです。
忙しい自分に酔え、それで安心するのです。
けれども、自分の中の創造性を使う場面がなく、
労働で終わっていく日々が続き疲弊します。
魂がこの世で成し遂げようとしている
今回生まれてきた本題が、
どんどんどんどん置いてけぼりとなり、
今世における真実のミッションがストップしたままとなります。
たぶん、この繰り返しの先に
体の病や心の病のような状態が来ることになるのかもしれません。
魂を進化させるためにこの地球に来ているのに、
旅の目的外のことばかりしていると強制ストップがかかるのです。
増えているときにあえて減らすことや、
撤退させる決断をすることはとても難しいものです。
だからこそ、
意識的に、減らすようにすることができると
人生に「徳」が積まれていくようなります。
徳を積むとは
謙虚さを持って生きるということなのではないかなと思っていて、
どんどん埋めて自分をパンパンにしていくのではなく
あえて隙間を作り、スカスカにしていくのが大事。
つまり人やものごとから大いに後押しを得てうまくいきたいなら
閑暇（かんか）な状態を自分に与えればいいのです。
仕事がない状態が暇であり
用事がない状態が閑です。
追われてもいなければ、進んで何かをしているわけでもない、
それは停滞しているように思えるかもしれませんが、
停滞することを善しとするように考えを変えてみるのです。
私たちは幼少のころから、
幼稚園でも、小中高校でも、大学でも、社会人になっても
何もしない状態を罪のように刷り込まれてしまったかもしれません。
若いころは何事も経験中なので、
いろんな状態があっていいと思いますが、
例えば仕事を辞めて転職するときや、
結婚や出産で仕事から離れるときに、または復帰するときに、
自分に暇を与えずに詰め詰めにするのではなく、
あえて、役職のない、何もしていない状態を半年くらい作る方が
本来の自分を思い出せて方向性を誤りにくくなると思います。
働きながら、真の自分に戻るのは難しいことなので、
やはり、自分に閑暇を与えて本来に戻るという意味で、
いったん仕事をしない期間を設けるのも大切なことなのではないでしょうか。
私は、会社の社長さんや幹部クラスの方には特に
仕事として「自分を暇にする」努力が必要だと考えます。
だれよりも遅く会社にきて、
さして仕事もせず
誰よりも早く帰宅する。
暇だといろいろなものが頭に浮かんできます。
見えなかったものがどんどん見え始めます。
未来の方向性が見え、改善点に気が付くことでしょう。
人は本来、創造する生き物です。
誰もが神に代わって、この世で創造の役を任されています。
想像してみてください。
あなたの家に神様が居候することになったら、
あなたはラッキーと喜び、神様に家の雑務をお願いし、こき使いますでしょうか？
きっと「神様なんだから神棚にでも座って何もしないそこで祈っていてください！」と
お水かお酒をお供えするのではないでしょうか？
地球の舵をとるというのは
暇であることが大事だというのをあなたはすでに知っていますね。
あなたの人生の舵にも、暇が必要です。
たまにはあなたも神様に戻って
何もしない時間を意識的に作ってみてください。
