私自身は今も台湾におりますが、私の以前の同僚であり、現在親しい友人でもある英語の先生、SK55さんが、以下のとおり、11月13日にセンター対策イベントを行うことになりました。

彼からのメッセージを以下に引用しますね。
最新情報は、SK55さんのブログでご確認ください。

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以前発表したセンター対策のイベントに関してです。


センター対策にかんしてはこちら


イベントに参加してくださった人には、特典として

(1)英文解釈の電子テキスト

(2)自由英作文の電子テキスト

を配布しますと言いましたが、


少し訂正します。


このイベントに興味がある人全員に、配布します。


つまり、来る来ないは問いません。


実は、本当にこのテキストには自信があって、全ての人に読んでもらいたいのでイベントに来る人にではなくて、少しでも興味がある人、もしくはいつもSK55のブログを楽しみに待ってくれているそこのあなたのために、今回は全ての人にテキストを事前に無料で配布します。


このテキストを読んで、「本気だ!!」と感じた人はぜひ来てください。


それほど、抜群の出来になっています。


再度センター対策についてお知らせします。


日時 11月13日(日)午前9時半~11時半

場所 池袋(場所の詳細は参加者にはメッセージでお伝えします)

費用 500円

募集人数 残り17名

内容 (1)センター対策(英語)SK55の生講義
   (2)東大生・東大院生・一橋大学生による勉強法座談会
   (3)勉強法に関する質疑応答

参加者特典
(1)英文解釈の電子テキスト
(2)自由英作文攻略の電子テキスト



上記の、参加者特典の「英文解釈の電子テキスト」と「自由英作文攻略の電子テキスト」は事前配布にします。このテキストを見てから決めても良いです。このテキスト自体は無料で配布します。


すこしでも興味がありましたらメッセージをください!

もしくは来れなくても、テキストだけ欲しいという人も気軽にメッセージをください。


お待ちしております
先週、台北の世新大学ということろで、台湾政府から各種奨学金を受給している外国人学生のために大きなイベントが開かれました。

外交部(外務省にあたります)の偉い方々等がいらして、学生向けにスピーチや激励の言葉を送ると同時に、台湾独特の料理・飲み物を振る舞う、というものです。

確か80カ国ほどから千人近い学生が奨学金をもらっているということで(それら学生が全員来ていたというわけではないですが)、何語でスピーチをするかといえば、やはり英語になってしまうんですね。

私は別に中国語でも問題ないし、むしろ台湾人の英語を聞くぐらいなら、たとえ分からない部分が増えたとしても、中国語で聞きたいと思っていますが、周りを見るかぎり、中国語でおしゃべりをしている学生など一人もいませんでしたので(みんな英語)、それは無理な要求でしょうね。

見慣れない食べ物があったときに、その前に立っている台湾人の係の人に中国語で話しかけたところ、

私「なるほど、九層になってるケーキなんですねえ」
係の人「Yes, nine layers!」

と、結局係の人からは英語で返って来ました。

「別に英語しゃべるために台湾にいるわけじゃないんだけど…別に中国語でもだいたいのことは話せるんだけどな…」と心のなかでちょっと寂しく思いました(笑)。

ずっと英語を延々と聞かされたせいか、頭がちょっと英語モードになったようで、翌日学校で中国語を話さなくてはならない時に、知らぬ間に英語で考え、英語でしゃべりかけている自分がいました。

大学での中国語の授業が始まりました。

私のクラスでは、クラスメイトとのおしゃべりもすべて中国語で行えるレベルですが、授業後や休み時間に他の教室の様子を見てみると。。。

英語しか聞こえてきません!


ほんとに英語ばかりです。あ、でもしばしば日本語も(笑)。台湾にいる外国人となると、やはり日本人が多いです。

ただし、日本語はもちろん日本人同士で話す時しか役に立ちません。他の国から来たクラスメイトともちゃんと交流したいなら、英語しかツールはありません。

逆に言うと、クラスに他に日本人がいなく、おまけに英語もあまりできないとすると・・・かなり寂しいのではないでしょうか。

他の大学の中国語コースに通っている日本人からも話を聞きましたが、その人は初級のクラスにいて、先生からの指示はすべて英語で行われる、と言っていました。受付の人との事務処理もすべて英語でこなしているそうです。でも、英語は決して得意ではなく、カタコトで頑張っているようです。

海外で語学留学(英語以外)をしてみたい、と思っている方は、やはり英語がある程度できた方が、交流の幅も深さも全然違ってくるのではないかと思いますよ。
私は今度、台湾大学の言語センターというところで、中国語コースを受講する学生になります。

台湾の教育部(日本の文部科学省に当たるものです)から奨学金をいただけることになっているので、奨学金受給者専門の説明会に参加してきました。

行ってみると、外人さんばかりたくさんいます(まあ自分も外人ですけどね)。白人を中心にアジア系ではない人たちがたくさんいました。

中国語が通じるわけもないので(できないから習いに来るわけですし)、説明会は最初から最後まで英語で行われました。台湾人スタッフ数名が、みんな英語を話していました。

司会進行役の男性は、文法や語法にしばしば間違いが見られたものの、発音がきれいなアメリカ英語でいい感じでした。

生徒の中にいた韓国人の女性も、きれいな発音でぺらぺらしゃべって質問したりしていました。

一方、日本人も私以外に数名いましたが、私が聞こえた範囲では、流暢さや発音などでは彼らにはやはり劣っていました。でも、ちゃんとコミュニケーションを取れていたということは、立派なことだと言えます。

説明会の後、みなで一斉に郵便局に行って口座を開くという作業があったのですが、一度に大量の人間(それも外国人)が行くものだから、待ち時間がかなり長くてうんざりでした。

全然社交的ではない私は(おれは中国語をしゃべりに来たんだ、中国語ができない外人と英語を話すために来たんじゃない!みたいなひねくれた考え方ですので 笑)、誰に話しかける気もまったくなく郵便局に向かって列に混じって歩いていました。

が、そのときドイツ人男性に英語で話しかけられたので、さすがに無視するわけもなく、英語でおしゃべりしました。一般的にドイツ人の英語の発音ははっきりしていて助かります。聞き取りに何の問題もありません。おしゃべりができたことで、郵便局での待ち時間の暇つぶしにもなりました。

このとき思ったのは、「中国語を学びたい」と思って台湾の言語学校に来る日本人はけっこう多いけれども、もしその人が「私は英語がダメだから、せめて中国語を伸ばしたい!」というタイプの人だった場合でも、結局入学手続きや他の国の生徒とのコミュニケーションで英語が要求されてしまう!?ということです。

英語から完全に逃げるのはなかなか難しそうです。

あ、でもそういえば、奨学金生でない一般生の場合には、日本語によるガイダンスが行われる教室も別途用意されていましたよ。

これってつまり、「日本人は英語ができない人が多いから、日本語のガイダンスを別途開かないといかん!」という判断だったりするのでしょうかね。。。そうだとすると、ちょっと恥ずかしいですね。
2011年の岡山大学の入試問題の第5問に、実に興味深いテーマの自由英作文が出題されていました。

やや長いですが、以下のとおりです。


・次の英文を読んで、あなたの答えを、理由とともに10行程度の英語で書きなさい。

There are many poor people in the world who lack the money to buy food, clothing, shelter, and medicine. If you were to donate $100 to a charity such as Oxfam, then some of these people would get what they desperately need and you would thereby increase happiness. But if you were to donate all of your spare income each month, then even more people would get what they desperately need and you would produce even more happiness. Should you donate all of your spare income to charities such as Oxfam? Would it be wrong not to do so?

(注) Oxfam: 1942年に設立された英国の慈善団体


簡単に言うと、余ったお金があって、それをいくらかOxfam のような慈善団体に寄付したとすれば、切実に困っている人をいくらか助けることができるわけです。世界に「幸福感」を増やすことができます。
*注:Oxfam 自身は、自分たちをチャリティーではなく「チェンジ」の団体と言っています。

であれば、余っている収入を「全部」寄付することにしたならば、より多くの切実に困っている人を助けることができるため、より多くの「幸福感」を作り出せると言えるでしょう。

あなたは、余っている収入全てを、Oxfamのような団体に寄付するべきだと思いますか?また、そうしなかったとすれば、それは正しくないことなのでしょうか?


・・・と、このような問題提起です。

これはかなり難しい問題だと思います。試験という限られた短い時間内で、満足のいく回答を書くのは無理でしょう。おまけに、日本語ならまだしも、英語ですからね(笑)。岡山大も、なかなか受験生にとって酷なテーマを出しますね。

しかし、私自身にとっては、これは極めて重要なテーマです。人生でもっとも重要なテーマの1つです。

私自身は今のところ、

余っている収入はもちろん、全額寄付するべきで、そうしないのは、正しいとは言えないと感じています。そうしないのは、目の前で事故にあって重傷を負ったけが人がいて、自分は携帯電話を持っていて119番に電話をかけることができるのに、その人のために救急車を呼ばずに見捨てて去ることに似ている(同じとまでは言いませんが)、と思っています。

ただし、私自身、余っている収入をすべて寄付するという行動はできていません。ある行動を「正しい」とか「正しくない」と思う気持ちがあったとしても、正しいからと言って必ずやれるわけではないし、正しくないからと言って、必ずやめられるわけではありません。私にも物欲があり、煩悩があり、将来へ備える必要があり、養うべき父母がいます。

しかし、そういう葛藤の気持ちは常に持ち続け、前進への道を模索し続けます。貧困問題解決のために思考と試行を続けることが、少なくとも現在の私にとって、世界で最も意義深いことだと思っています。
菅内閣に対して、先ほど内閣不信任決議案が提出され、それが否決されましたね。私は海外からNHK WORLD のサイトでその様子を見ていました。

内閣不信任決議案英語でどう言うのか? というと、思いつかない人が多いでしょうが(ほとんど聞く機会がないでしょうから)、

no-confidence motion

と言います。けっこう単純です。

confidenceが日本語の「信任」にあたります。noはもちろん「」ですね。

motion は、「スローモーション」のモーションのことですから、基本的な意味は「動き」です。
そのニュアンスが議会の場に応用されると、「動議」という意味になるわけです。
プレイステーションオンラインサービスハッカーの攻撃にあったということで個人情報(personal information)が漏洩したというニュースは、すでに大きく報じられていますね。

私の個人情報も漏れたはずです(笑)。私もPS3のオンラインユーザーですからね。まあ漏れてもどうってことはない、と思いたいのですが。。。

クレジットカードで買物をしたことがなかったので、そういった記録が残ってなかったのはせめてもの幸いだったかもしれません。

朝日新聞の英語サイトでは、

Sony Corp said it would begin restoring its PlayStation videogame network in Japan and elsewhere in Asia on Saturday, May 28

と書かれています。

サービスの再開を、

restore=「~を元通りにする」

という動詞で表現していますね。

しかし、少なくとも現時点では、私のいるアジアの小国ではオンラインサービスはまだやれてないようなんですけど...どうなってるんでしょうかねえ、ソニーさん?(笑)

日本への義援金ナンバーワンの国(地域)なのだから、無視せずちゃんと復活させて欲しいものです。
毎日新聞の英語サイトで、原発事故に関する説明が、政府、東電、委員会でさまざまに食い違ってしまっている混乱状態を、

"Rashomon effect"

として紹介しています。記事はこちらです。

これはちゃんとした英語の表現で、Rashomonはもちろん日本語の「羅生門」のことなのですが、それが英語になったんです。

私も以前見たことがありますが、映画『羅生門』では、人によって語られる話がまったく変わってきます。

最近の原発事故をめぐる、放水の中断がなかった、あった、やっぱりなかった、海水注入のことを聞いていた、いや聞いていない、といった大混乱は、まるで『羅生門』のようです。


今回の福島原発事故についての報道で、「メルトダウン」という外来語が急速に広まり、もはやほとんどの国民が知るほどになったのではないでしょうか。

溶融」を意味するということもニュースなどで紹介されていますから、「メルトmelt」という動詞が「溶ける」という意味だということもかなり広まったでしょうね。

私自身は、確か中学のころだったと思いますが、スーパーファミコンのシムシティという街作りゲームで、原発を建設して事故が起こると、最悪メルトダウンが起こるというのを学んでいました。

なので、原理はよくわからないものの、とりあえず「メルトダウン」という用語にはそのころからなじんでいました。


ちなみに、私はチョコは食べられませんが、明治製菓がメルティキッスというチョコを出していますよね。

そのメルティも、melt という動詞の形容詞形melty を「勝手に作った」造語なんだろうと思います。とろけるような、という意味にしたいのでしょう。

私の子ども時代にけっこう売れた『メルティラブ(Melty Love)』という曲も、それと同じなのだろうと思います。
菅首相が、総電力に占める原子力の割合を50%に高めるというエネルギー政策に関し、

いったん白紙に戻して議論する必要がある

と述べたそうですね。

白紙に戻して」、という部分を、英語メディアでは

start from scratch

という言い方で報じているのをしばしば目にします。

これはよく用いられる決まった言い方で、

ゼロから始める

という意味です。

辞書では、
scratch で調べれば、「ゼロ」という意味も載っていて、from scratch というセットの言い方も紹介されているはずです。