おすすめクラシックギター
ヤフーオークションに出品しています。しっかりとメンテナンスしたクラシックギターです。ご興味の有る方は覗いてみてくださいね。
◇ヤマハの名作NoシリーズからYAMAHA No.80
◇ 国産クラシックギターの老舗「松岡良治」のNo.20
風のワルツ
作詞 秋元 康 作曲 徳久広司
瞼を閉じれば 過ぎていく
花も流れた 時のせせらぎ
岸辺にひとり 佇む影
誰が歌うか 風のワルツ
昨日のことなら 忘れたが
遠い昔は 今も鮮やか
夕焼け空に 未練の雲
だれと歌おうか 風のワルツ
生まれて死んでいく その途中
人生なんて ただの幻
一番星が 輝くまで
ひとり歌おう 風のワルツ
高校三年生などの学園ソングで1960年代の流行歌黄金期、 青春路線の超生え抜きエリート歌手だった舟木一夫。 現在、50代から60代、そして70代のおじいちゃん、
おばあちゃんまで、幅広い層に人気は健在です。 そして新橋演舞場や博多、大阪、京都等での公演、加えて全国 ツァーコンサート、更にはファン組織も賑わいを見せています。
待ちに待った緞帳が上がり、スポットライトに照らし出された舟木一夫。
う~む。確かに確かに、その姿、容貌は実に若々しく、トップを極めた一流歌手の気品、「オーラ」を感じる。圧倒的な迫力だ。
何よりも顔が良くなった。面長でほお骨が張った輪郭は消え ふっくらとした頬、眼に力が有り、笑顔に色気が有る。
細身の体はガッシリと男性的になり貫禄充分、どこから見ても いい男だ。
舟木一夫は過去に「一ヶ月公演」を年に3度行って来た。公演の内容は 前半がお芝居、後半がファンへ送る歌のプログラムで これが日に2度回転、これを一ヶ月通してきたというのだから、還暦を過ぎた初老の男性としてはハードだったはず。
しかし、お芝居で疲労している筈のノドは、第2部の歌に入っても まったく衰えなかった。その「喉(のど)」は神様がこの人に歌を歌わせる為に特別に与えたのだろう、と思わずにいられなかった。声量の豊かさは全盛期と比してもほとんど変わらなかったのではないだろうか。
何より魅了されるのは叙情性溢れる声の薫りの素晴らしさ。歌が、その声で語られ、歌い上げられた時、観客は技術を越えた天賦の才能に唯々酔いしれる。
それは77歳になった現在でも変わらない。
トークはいたって真面目なことばかり。歌に関するお話がほとんどすべてだが、話題は別に何でも良いのかもしれない。同じ時代を生き、同じ時代の空気を吸った、彼と今ひとつの空間の中で一緒だということで満足なのだ。
コンサートも後半ともなれば、会場は盛り上がりに盛り上がり、懐かしきあの日あの頃一色に染まる。さながらクラスメートの同窓会のようだ。
バックツゥザフューチャー!
ここはすでに時間を駆け上がった、70年代だ。