北陸新幹線は、アセンションが起こるとされた2012年末の時点では、東京~大宮~長野まで開業していたが、2015年3月に金沢まで開通。途中、新潟県の上越妙高や富山を通る。本記事は、日本地図を裏画面で開いておくと分かりやすいはず。
アセンションは2012年末のはずだったので、金沢開業すら起き得なかった事になる。「2012年末に大変貌があるとしたら、北陸新幹線なんて造っているわけがない」のような想いがあった。
そして2024年3月16日には福井駅を通り、敦賀駅(福井県)まで開業した。なお、敦賀の観光が目的ならば、東京・品川・新横浜から、新幹線ひかり(主に新大阪行)に乗って米原駅(敦賀の近くの駅)で特急しらさぎに乗り換えて敦賀へ向かった方が、北陸新幹線より料金が安いし、なんと時間までも早い。上野からだと北陸新幹線は乗り換え無しで便利で時間は同等だが、料金はひかり+しらさぎが安い。大宮からならば、北陸新幹線の方が便利(大宮から東京へ新幹線に乗っても、ひかりの方が安いけど)。乗り換えが嫌な人もいるだろうが、関東の自宅から上野・大宮へ着くまでに乗り換える人も大勢なのだから、東京・品川・新横浜へ乗り換えが少なく行ける人は、米原で乗り換える回数を加味して判断してもらいたい。
地図を見れば、東京から敦賀へ行くために、上越妙高(新潟)を通るのは遠回りだと一目瞭然。新幹線かがやきには自由席なしだが、上野、大宮、長野、富山、金沢、福井のような少ない停車駅。新幹線はくたかには自由席ありだが、長野から敦賀まで各駅停車なので、かなり時間が掛かる。それから、かがやきは朝と夕夜にしか無いし、はくたかは昼間にしか無い。つまり、昼間に早く行こうと思ったら、ひかり+しらさぎしか選択肢に出ない。
米原と敦賀は近いが、普通電車は列車の本数が少ない。新幹線から乗換えると待ち時間が45分とか、普通電車に乗らせないような意地悪ダイヤとなっているので、素直に特急に乗った方がいい。米原駅は降りる駅ではなく、観光で時間を潰すなんて選択肢も無いので把握を。
特急しらさぎは、名古屋と敦賀とを結ぶ特急だが、名古屋発は2時間に1本で自由席なし(米原と敦賀とを結ぶ便は1時間に1本)。のぞみに乗っても米原には停まらないので、新幹線の乗り換えが増えたり、名古屋から特急しらさぎに乗ると時間が掛かる上、2時間に1本。米原に停まるひかりは1時間に1本あり、その時間に合わせてある特急しらさぎに乗るのが、東京から敦賀への行き方。
愛知県に住む人が、福井県へ交流会に来てくださった事がある。愛知県のつもりで、普通電車だけで福井県に行こうとすると、絶望的に時間がかかる(普通電車を乗り継がせないような意地悪ダイヤな)ので、名古屋・尾張一宮・岐阜・大垣から特急しらさぎに乗って敦賀まで移動した方がいい。
福井(越前国)の歴史について語る。米どころなので口減らしが少なく、人口はそれなりに多かった。加賀(金沢)は越前から独立していて、金沢はかなり大きな街に、越中(富山)は加賀の属国みたいな扱いだった。しかし、現代では、金沢、富山、福井では、福井が最も栄えていない。大正時代の敦賀は帝政ロシア行きの船が出ていて、鉄道で首都から繋がっていた。いわばユーラシア大陸からの玄関口。福井よりも先に敦賀に鉄道が来たくらいの大きな港町だった。敦賀は現代では福井の4分の1くらいの人口になっている。江戸・明治・大正では、割りと主要な地域だったのに、なんで福井県は栄えなかったのだろう? 特に昭和初期に偉大な術者が現れなかったからかな。
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