どんどんよくなる光の小道


晴れ読者登録コメントやアメンバー申請をくださる方へ

お返事できなくて、ごめんなさい(せっかく申請いただいても「アメンバー」はできない?のでご了承ください)。おキモチ?だけいただきますね。ありがとうございます~


晴れTHERAPYからお越しの方へ

「噂のセラピー&ワークショップ体験リポート」のバックナンバーは、「イチオシ☆セラピー」もしくは「スピリチュアル(?)情報」のカテゴリに入っています。見つけにくくてごめんなさい~

コスモス  コスモス  コスモス  コスモス  コスモス


「今あるものに抵抗・対抗して現実を変えようとしても、うまく行かない。

何かを変えようと思うなら、古いモデルが時代遅れになるような新しく魅力的なモデルをつくり、実際にそれを生き始めてしまうことだ」バックミンスター・フラー





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再び「当分お休みしまっす」

そろそろ更新もコメント欄の返事も、無理ないペースで再開しようと思っていたのだが。「ブログなんてやってる場合じゃな~いっっ!」と、myドクターにガツーンと叱られてしまったので、やっぱり当分の間、更新をお休みすることにした(ちなみに、myドクターというのは今かかっている病院の主治医じゃなくって、今回の治癒をサポートというかリードというかコーチングしてくださっている、さるお方。今の私にとって、彼の指示は天の声にも等しい)。


ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)/吉本 隆明
¥600
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その〝天の声〟が、今の私は世間から隔絶された環境で、人付き合いを断ち、己と向き合うべき時期なのだという。自分では、もうすでにかなりそういう時間を過ごしたつもりでいたが、まだまだ全然っ!!なのだという。
言われてみれば、確かに私はまだまだ充分に、内なる自己との時間を過ごしたとは言えなかった。病気になってからも、あの人この人とのかかわり、つながり、これまで、今後どうするか、そのために今どうするか……といった、世間や人付き合いにまつわることに依然として(元気だった頃ほどではないにせよ、これまでの延長で)かなり!気にかけ、自分のエネルギーをそこに費やしていたのだった。


見えない道―愛する時、そして死ぬ時/ルシャッド フィールド
¥1,890
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「今までの自分の延長を生きている限り治らないゾ」と、わがドクターは言う。
確かに、ここで治ったら、まだまだ今までの自分と大して変わらず、かなりの部分で今までの生き方・暮らし方・働き方の延長線上を生きてしまいそうだ。


いつまでも痛み苦しみといったさまざまな不快症状が消えてくれないのも、私がうっかりズルズル「今まで通り」に戻れないように、人生というグルが強烈なストップをかけているのかもしれない。


嗚呼、じぶん、まだまだ本気度が足りなかった! と、大いに反省。しばらくブログも書かず、ますますいよいよ世間から離れ人付き合いも断ち、もっと真剣に、たった一人で自分自身との時間を過ごすことに決めた。


影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)/アーシュラ・K. ル=グウィン
¥756
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てなわけで、関係者(?)の方々。再び勝手ながら、さらに深く潜行の日々に突入……のワガママをお許しください。そしてこ~んな途切れ途切れのブログを懲りずに訪れタマに読んでくださっている、ありがたい親愛なる方々。ちょっと早いけど、よい年を!(コメント欄へのお返事もできませんが、ごめんね、許してね、ありがとう、愛してます~~ラブラブ

もし愛がなかったら

土曜は旧友のRが助っ人に来てくれて、部屋の片づけを手伝い、掃除機をかけ、素敵な御馳走をつくってくれた(以下に載せた写真↓ぜんぶ!

どれも「乳製品と肉と卵を使わないマクロビ系で洋風なのが食べたい」というリクエストに応えたメニュー。秋刀魚を使ったメインディッシュもつくる予定だったそうだが、今かなり食が細くなっているので、それは遠慮した)。


どんどんよくなる光の小道

かぼちゃとズッキーニと豆腐のキッシュ

焼く前↑

焼いたあと、取り皿に切り分けて↓



どんどんよくなる光の小道

たま~に私のブログを読むというRが私の病気を知って、「見舞い、受け付けてる?」とメールくれたので、「退院してから御飯作りに来て」と頼んであったのだ。なんせRは料理上手で、私が御飯つくって欲しいと思う数少ない友人の一人だから。


どんどんよくなる光の小道

↑持ってきてくれた自家製ピクルス


Rと会ったのは7年ぶりだったけど、ちっともそんな感じがしなかった。

何年会わなくても互いの生活をろくに知らなくても、会えばそこにいるのが当たり前で、いるだけで心安らぎ、くつろげる。何を言っても、言わなくても大丈夫。お互い口には出さないが、「おもしろいやっちゃ」「好きだな~このひと」とひそかに認め合い、ナニゲに愛し合っている。これが友達の良さだよね(^_-)-☆。



どんどんよくなる光の小道

↑スペインの煮込み料理だとか(ひよこ豆とほうれん草とガーリックトースト入り)


相変わらず淡々とマイペースで「まぁいっか」が得意で、省エネ型のR。逆に何事にも熱く夢中になりやすく入れ込みやすく、エネルギー過剰投入(消費)型の私は、今回も色々話すうちにまた、「濃いなぁ」「熱いなぁ」「青いなぁ」と笑われてしまったけど。すご~く助かったし、楽しかったし、美味しかったし、癒された。ありがとうね、R。



どんどんよくなる光の小道

↑これはイタリア料理でじゃがいものニョッキ&アンチョビ&ブロッコリー


日曜は日曜で姉が家事助っ人に来てくれて、この間は同業ご近所のYさんが買いもの助っ人をしてくれて、もうすぐやはり旧友のMちゃんが掃除助っ人に来てくれる。

そう言えば、病院に何度となく来て医療情報を教えてくれた看護婦の友人のTさんも。呼んだらすっ飛んで来てくれたYさんもMちゃんも。「見舞いはいらない」と言っているのに駆けつけてくれたHさんも。「シャバで会いたい」と言ったらずーっと元気になるのを待ってくれてるSさん、Aさんも。自分だって病人なのに見舞いに来てくれて、毎週のように励ましのラブレターを送ってくれるEも。何度となくレッスンを授けに来てくれたHさんも。病気を知って地元の神社に祈願に行ってくれて、貧しいフトコロから多額の見舞金まで振り込んでくれたコグマ父も、そうだけど。私の周りは本当に、天使だらけだ。大病したから、それに気づかされ、自分が人々の愛によって生かされているという事実に、こんなにも目を見開かされた。キラキラ虹



どんどんよくなる光の小道

↑デザートのさつまいもとリンゴのコンポート


それに私、ブログのコメントだけでなく、お見舞いのメールや手紙にも、どれだけ泣かされたかわからない。こうした天使のような人々の愛に触れるたび、いつも思うのは、「自分だったらこんなふうにできるだろうか?」ということ。「とてもできないよ」と思い、そのたびありがたくて嬉しくて、涙があふれる。病気をして、元来の涙もろさにすっかり拍車がかかっているワタシである(^_^;)


すでに「人はなんで生きるか」 に書いたことだけど。

今日は最近の愛読書↓から、トルストイのこの言葉を引用しておくね。



どんどんよくなる光の小道

星人間がばらばらになって生きていくことを、どうやら神はお望みにならなかったらしい。そのために神は人間に、各自が自分のために必要とするものをお教えにならず、人間が手をつないで生きていくことをお望みになった。それで神は人間に、すべての人にとって、自分のためにも万人のためにも必要であることをお教えになった。


星人間には、自分たちは自分のことを思いわずらうことで生きているように思われるけれど、実はただ愛によって生きているのである。もし人間の心に愛がなかったならば、ひとりの子どもも育たなかったであろうし、ひとりの人間も生き残らなかったにちがいない。


退院はしたけれど

今、前回記事を読み直して、「あらあら」と、ちょっと(というか、かなり)恥ずかしくなった。


今では本当に色々なことが「どうでもいいこと」「どうってことないこと」と、お腹の底から思える--だなんて。
大病の経験や絶えざる身体的苦痛が、さまざまな不純物というか煩悩というか執着というか、どうでもいい過去の「記憶」(エレメンタル)を燃やし尽くしてくれた=浄化してくれた--だなんて。


まるで悟ったかのような物言いではないか。すっかり脱皮・成長して、煩悩も執着もない「穏やかな、いい人」になったかのような物言いではないか。ばかばかアタシったら。もちろん、そんなこた~ありません。こんなことワザワザ書かなくたって、よくおわかりでしょ~が(笑)。



どんどんよくなる光の小道


大病しようが、どんな経験を経ようが、人間変わる部分と変わらない部分があって、変わらない部分はそうそう変わるこたぁなく、人間そうそう簡単に悟れるわけでも脱皮・成長できるわけでもなく。

確かにかなり色々なことが「どうでもいいこと」「どうってことないこと」になったものの、それでも依然として自分なりのこだわりポイントは生きる上でも暮らしの上でも多々あって、まだまだ大切なものも価値と信じるものもどっさりある私は、相変わらずの〝反応〟を起こしていることも多いし、ちっとも全然「穏やかな、いい人」になったわけじゃ~ありませんから。念のため(笑)。


--と。ここまでが前回記事の補足というか言い訳というかお断りというか、で。こっから、今回記事です。引き続き「その後の近況報告」シリーズなんだけど、いつまでもタイトル同じだとつまんないから、今回からタイトル変えますね。


クローバー クローバー クローバー クローバー クローバー



実は、少し前に退院していた。
なぜ報告しなかったというと、「退院しました。あとはよくなるばっかりです」みたいな、晴れやかな「退院」じゃないから。再入院の予定はあるし再手術の可能性もあるし、ま~、「仮出所」のニュアンスのほうが近いかな。


体力も地に落ちたままだったので、退院してきてしばらくは、自分で自分の面倒をみるだけで精一杯。長期入院により家の中はすさまじいほど荒れていて、郵便物も重要書類も衣類も生活用品も新聞チラシもホコリもゴミも渾然一体となって散らかりつつ堆積していたのだが、退院当日に姉と近所の友人(Iさん、その節はホントにありがとう~~~!)に急場の片づけをしてもらった応急処置のまま、な~~んにもできずに月日が経過していた(前回記事に「世間と隔絶されたまま、ひたすら無為に過ぎる日々」と書いたのは、このこと。

入院中は、「入院」しているので「なんかやってる」感があったし、「入院中だから仕方ない」とあきらめもついたのだが、家に戻れば「やるべきこと」も「やりたいこと」も目の前にワ~ンとあふれてるのに体調わるくて気力出なくて、どうにもこうにも何ひとつ思うようにできない、生産的・建設的なことができない。……それゆえ、退院した直後にドーンと落ち込んだのであった)。



どんどんよくなる光の小道

↑姉がつくってくれた、ある日の夜ごはん



この「だるいのと痛いのとしんどいので、ほとんど何もできない状態」は、その後もあまり変わりない。
変わりはないのだが、鎮痛剤を服用しない日が増えているのは進歩で(以前ほどの痛みではないのでガマンしている)、夜つづけて3時間、4時間と眠れるようになったのも、いい兆候。「どんどんよくなる」ことをついつい期待してしまうから、しんどいほうにばかりフォーカスしがちだけど、「どうしていつまでも治らないんだろう」とメゲてしまいがちだけど、からだはジワジワと少しずつ、治ろうとしてくれているんだと思う。


きっと、よくなる!/本田 健
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ちゃんとそっちにフォーカスして、治癒を司っている大天使や聖霊にしっかり協力しなくちゃ、ね。

「あれもできない、これもできない」と「できないこと」にフォーカスして自分を甘やかせたり腐らせたり(波動を落としたままにして)いないで、「できること」を探して一つずつやっていこう。少しでも気分がよくなって元気になることをやって(波動を上げて)いこう、っと。



そんなわけで、今回記事から更新も、コメント欄の返事も、無理ないペースで再開しようと思う。まだまだ健康な人の日常生活は望めないけど。「できること」を「無理ないペース」で一つずつ。「どんどんよくなる」期待を手放して、でも、「きっとよくなる!」 ことを信じて--。


その後の近況・その2

前回記事アップのあと、辛い治療でまたも気力体力がガクンと一時落ち込んだものの、その後さまざまな症状が少しずつ落ち着いてきている。いまだ鎮痛剤を手放すことはできないものの、もしかしたら肉体レベルでも「峠を越えた」のかもしれない。そうだったらいいな~、この後は快方に向かうばっかりだったらいいな~とか思いつつ3週間が経過した。が、めざましい回復は今のところ起こっていない。


腹痛その他の不快症状のレベルは確実に以前より弱まっているものの、依然として私を解放してくれない。何より体が重くだるく、強まったり鎮まったりしながら絶えることのない腹痛がしんどくて、読書やテレビで気をまぎらわす以外は、何をする気力もわかない。かくて世間と隔絶されたまま、ひたすら無為に過ぎる日々。




どんどんよくなる光の小道

byことりのこころ


そんなわけで、あまりに遅々として進まぬ回復具合に、少し前まで、またちょっと落ち込んでいた。病人は気持ちが昂揚してインスピレーションをキャッチしまくったり、落ち込んでドヨ~ンとしまくったり、アップダウンが激しいのである。


しかし、ここへ来て私は、アップダウンの波が静まりつつあるのを感じている。アップはしても、そんなにダウンしなくなったというか。それはきっと、今まで頭でわかったつもりになっていて、ちっとも身についていなかったことの数々を、ようやくからだで理解し始めたからだろう。


たとえば、焦ったって、しゃ~ない、とか。
たとえば、心配したって1センチも伸びない、とか(これはキリストが言ったというジョークだが)。
たとえば、起こってしまったことは受け入れるしかない。どうにもならないことは受け入れ、どうにかなる部分に働きかけ取り組むしかないんだ。とか。


寡黙なる巨人/多田 富雄
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「変えられないこと」は、「受け入れる」「受容する」しかない、その上でそれに負けずに生きるんだ!と、真の「受容」の意味を私に教えてくれた、免疫学者の多田富雄さん、生命学者の柳澤桂子さんの名著の数々。↑↓身体的苦痛のただ中にいるとき、同じように肉体的に痛み苦しむ先人の言葉ほど慰められ支えられ勇気づけられるものはなかった。


癒されて生きる―女性生命科学者の心の旅路 (岩波現代文庫)/柳澤 桂子
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真の受容とは、ただ単に「受け入れて、そのまんま」あきらめてしまうとか、悲しんでいるとか、ブルーなまま生きる……こととは違う。本当に受容するとは、起こったことを本当に受け入れていること、許していること、起こったことの意味や価値を知っていること。だから落ち込んだり悲しんだりを乗り越え、淡々と、もしくは強く明確な意思によりポジティブに生き、何があろうと喜びと感謝のうちに生きることを選択できるようになる……ということなんだと思う。


もちろん、起こった事態の大きさによって難易度は異なり、柳澤さんや多田さんを思えば、私の経験はまだまだ受け入れやすいものではあるのだが。にもかかわらず、私はまだまだあくまでその練習中……という段階に過ぎないのだが。


露の身ながら―往復書簡 いのちへの対話 (集英社文庫)/多田 富雄
¥560
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でもでも。

ささやかだけど、確かな手ごたえのようなものを、ここへ来てようやく私は感じつつある。それはたとえば、昨日読んだこの本↓のこの箇所にあったようなこと。↓


前死体験 ホスピスの医師が見たスピリチュアルな体験記/ジョン・レーマ
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星「イエス様は、潜在意識の下に、もう一つの人生があるのだと言いました。私たちはその人生、つまりスピリチュアルなつながりに、病を通してとても近づくのです。病は私たちを、神に近づけます。最初は、そのことに怒りを感じ、それから否定し、それから究極的にはそれを受け入れようと努力します。私たちは神を受け入れ、神の意思を受け入れるのです。」

星「私たちの生には、何か常により大きな力が働いています。実際私たちはいつも、私たちの生について、潜在意識のレベルで神と対話しているのです。ですから私たちは、人間の思考から離れなければならないのです」



なぜ、病は人を、神に近づけるのだろう?


ひとつには、人間の力の及ばない領域について、全身全霊で考えたり感じたりするようになるから……かもしれない。
またひとつには、苦難と格闘する中で見えてくる神の掟=宇宙のルールというものがあるから……かもしれない。
そして何より、痛み苦しみによって浄化される何か、というものがあるから……かもしれない。


リアル 8 (ヤングジャンプコミックス)/井上 雄彦
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あの名作マンガ『リアル』第8巻で、交通事故により障害を負った少女がこう言う。


星「ねえ……日本が負けた戦争の
焼け跡の写真見たことある?
焼け野が原の、あんな感じ。
その中にひとつだけ 焼けずに残ってたもの。
絵を描くこと。
すべてなくしたと思ったけど、
ひとつだけ残ってた」


そんなふうに、私も当たり前に享受していたあれやこれやを失って、それでも〝焼け野原〟に残っていた、決して失われることのない〝宝物〟を見出した。その一方で当たり前に「大事」「重大」と思っていたことがあれもこれもが、「そんなことどうでもいいじゃん」になってきて、どんどん世界が、自分の中が、シンプルになってきた。


「人生において重要といえることなんて、ない。ほとんどのことは、取るに足らない、どうでもいいことだ」というダスカロスの言葉は、前から好きだった。確かにそうだよなぁ、とよく思っていた。


メッセンジャー―ストロヴォロスの賢者への道/キリアコス・C. マルキデス
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でも以前の私は、頭でそうわかっていながら、実際には「どうでもいい」と思えないことばかりで、色々なことが気になって引っかかって、いちいち反応して、色々と気に病んで深刻に考えて、とにかくジタバタ、キーキー、騒々しく慌ただしく生きてきたような気がする。過敏で傷つきやすく怒りっぽく、「あれも大事これも大事」「どれもおろそかにできない」から、すぐムキになり、「○○せねば」「○○であらねば」だらけだから忙しすぎて重圧すぎて、いつも疲れてイライラしていた。肩に力も入りまくっていた。


それが、今では本当に色々なことが「どうでもいいこと」「どうってことないこと」と、お腹の底から思える。何しろ余分なことに使える気力体力がないから……、っていう事情もあるけれど(^_^;)。


やはりそれは、大病の経験や絶えざる身体的苦痛が、さまざまな不純物というか煩悩というか執着というか、どうでもいい過去の「記憶」(エレメンタル)を燃やし尽くしてくれた=浄化してくれた、からだと思う。


(またもや長くなったので、次回に続く。依然として申し訳ないけど余力なく、コメントにお返事できてませんが、ごめんね、許してねあせる。この場を借りて、コメント、メール、寄せ書きなどくださった友人知人の皆々さまに、本当にありがとう! 愛してます! とお伝えしま~すラブラブ)。


その後の近況

病院にいると時節や曜日の感覚がまるでなく、9月が終わろうとしていることに気づいて愕然としている。
思えばこの病院に入院して、丸2カ月が経過。3カ月目に突入した。


自宅で自然治癒させたいと思っていた病が原因で別の病気を併発し、緊急入院することになってしまい、1カ月の絶飲食を経て、手術。本当にほんとうに「おかげさま」(感謝であります!ホントに皆さんの祈りのおかげです!コメント欄もお返事できていませんが、繰り返し読んで嬉し涙を流しておりました。永久保存版にする予定ですラブラブ)で、術後の経過も極めて順調。

術後1週間で水分摂取から始まり、流動食、中粥食、全粥食と進んで今や普通の食事を美味しくありがたくいただけるようになった。最大6本の管につながれ縛り付けられたたチューブ人間状態から、今や点滴棒なしで自由に病院内を歩くこともできる。


寡黙なる巨人/多田 富雄
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寝たきりに近い生活と全身麻酔手術により全身の筋肉が退化してしまった肉体は当初、鉛がくくりつけられたように重く、地球に降り立ったばかりの宇宙飛行士のようにジワジワとしか動けなかったが、術後1カ月が経過する頃にはだいぶスタスタ歩けるようにもなった。
とはいえ、39キロにまで落ち込んだ体重は、いまだ微増と微減を繰り返すばかり。入院当初から術後にかけて私を激流に浮かぶ木の葉のように揉みくしゃにした激烈な痛み苦しみの諸症状はそのバリエーションと強度こそ減ったとはいえ、今も私を抑えつけて離さず、私はその縛りがフッとゆるむ隙をついて食事をとったり本を読んだりi-podを聞いたり瞑想したり人と話したり、こうしてPCに向かったりしているのであった。

そんなわけで、「これが大病をするということか……」と、しみじみその醍醐味(?)を噛みしめる毎日。癒しへの旅はいまだ佳境というか何というか、肉体的には「峠を越えた」という実感は持てずにいるのだが。


露の身ながら―往復書簡 いのちへの対話 (集英社文庫)/多田 富雄
¥560
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だが、(与えられたさまざまな愛と祈り、有形無形の信じられないほど豊かなサポートの数々によって)意識のレベルではすでに霧は晴れ、トンネルを抜けた先にある輝かしい光を、私はもはや現実のものとして確かに見ているのであった(ここに至るプロセスこそ、私が今後書こうと思っている本の主題である)。


『寡黙なる巨人』で多田富雄さんが書かれているように、私も「今までの自分」は死に、「新しい自分」が生まれようとしているのを感じている。いや、私の場合は多田先生ほど明確な「死」をモノにできたわけでなく、「今までの自分」は死ななくてはならないと確信するに至った、というべきか。


「今までの自分」とは、今の(これからの、新しい、本来の!)自分にそぐわない古い思考・感情パターンであり、染みついたネガティブな信念体系であり、間違った価値観であり、不適切な生活習慣であり、知らず知らず歪んでしまった生き方であり、もっと言えば、聖書の「私が死に、あの方が栄えなくてはならない」という言葉の中にある「私」の部分だ。この言葉が意味するところは、私=「低次の自己」は死に至らしめ、あの方=「みずからの本質=魂としての自己」をもっと表現して生きよ――ということなんだが。


すべては宇宙の采配/木村 秋則
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わが〝人生というグル〟――もしくは宇宙――はそのために、今回の体験をその大きなチャンスとして私にもたらした。そう確信せざるを得ないような〝人生のグル〟の見えざる手(手厚い配慮&サポート)――もしくは宇宙の采配――を、私は無数に受け取り、実感し続けている。


とはいえ、与えられるのはここまでであって、残念ながら、今回のようななかなかヘビーかつディープな体験をもってしても、自動的に「今までの自分」が死に、「新しい自分」が生まれてくれるわけではない。
「新しい自分」は意思と努力をもって日々それを表現し、育くむことによって、新しい習慣やライフスタイルとして確立することによって、みずから生みだしていくよりほかないからだ。


奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録/石川 拓治
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きっと〝人生というグル〟もしくは宇宙は、私にその機会と時間を与え、道を指し示しながら、「さぁここまで登っておいで」「それがあなたの魂の望んでいることでしょう?」と語りかけているのだろう。


逆に言えば、それを望み、そのために努力する魂に限って、天はその人の望みの強さと努力に応じて、手を差し伸べてくれるのだろう。あの「奇跡のりんご農家」として知られる木村秋則さんを助け、かの芳しい黄金の木の実、生命エネルギーに満ちあふれた無農薬・無肥料の自然栽培のりんご(と、それを可能にする農法の秘密)を木村さんにもたらしたように。



(長くなったので、次回に続く。とはいえ、「次回」アップがいつになるかは未定。依然として申し訳ないけど余力なく、コメントにお返事できませんがお許しを。この場を借りて友人知人にお伝えしておくと、PCにメールくださってもPCめったに開けてませんので、そちらもご了解ください~あせる)。


皆さんのおかげです!

……というTV番組がありましたが(見たことないけど)、本当に皆々様の祈りのおかげで、手術は無事成功。私は今日もこうして生かされ、病室でPCを立ち上げてブログをアップするところまで回復しています。


どんどんよくなる光の小道


携帯からブログをアップする方法は知らないので、ご心配をおかけしたままということが気になりながら、ご報告遅れちゃってごめんなさい。

でも自分では携帯から皆さんがくださったコメントやメールを毎日読んで、すご~く元気をもらってました! まだちょっといただいたコメントその他にお返事する余裕がないんですが、書きこんでくださった皆さん、祈ってくださった皆さんのお気持ちがぜんぶ私に届き、豊かな滋養=癒しの力となっています。


本当にほんとうに、ありがとう!!!!

(お返事書けなくてごめんね、許してね、ありがとう、愛してる!ラブラブ




どんどんよくなる光の小道


とはいえ、今回の併発した病気の原因となった大元の病気の治療はこれから。まだまだ道半ばではありますが、天に守られ、導かれ、多大な祝福をいただきながら、たくさんの天使に支えられながら、皆さんの愛と祈りに力をいただきながら、きっと健康を回復していけると信じています。


今回、「人生」というグルが私に与えたレッスンは思いがけず長く重く厳しいもので、「癒しへの旅」と呼ぶにはディープすぎる――通過儀礼もしくは洗霊のワークもしくは大浄化&大脱皮のための修業とでも呼びたい――展開になってきましたが、それだけに収穫は大きく、私は今、生きたまま生まれ変わる機会をいただいているかのようです。


それは、ルーンでいうところのナウシズ「苦痛や制限という姿を借りた偉大な教師」によるレッスンなのかもしれません。


ルーンの書/ラルフ・ブラム
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この本↑から、ナウシズのメッセージを引用しておきます。



暗闇の最たるところにたどり着いたとき、
人は初めて内なる光に気づき、
その光によって、
自身の持つ、真に創造的な力を認識できるようになる。
今は浄化を通して、意志の力を蓄え、
みずからを強化するとき。
あなたは今、人生の暗闇の部分を体験し、
その暗闇を光の中に連れてくることを
求められているのです



えー。そんな感じの日々です(^_^;)


今度いつ記事をアップできるかわかりませんが、いつの日か、今回のディープな旅の顛末をまとめ、私なりの↓


生かされて。 (PHP文庫)/イマキュレー・イリバギザ スティーブ・アーウィン
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を書きたいと願っています。



いきなりですが……

ちょっと死にかけてました。
もとの病気に別の病気を併発して、緊急入院したのが7月の半ば。こんなことを書くと御心配をおかけしちゃうでしょうが、明日か明後日には生死をかけた手術の予定(わりとおおがかりで難しい手術らしい)。
生還して再会したい人、新たに会いたい人、御恩返ししたい人、再開したい仕事、新たに始めたいことなどなど、も~~~お山盛りテンコ盛りなので、生還するつもりではありますが。なんといっても人間、自分で生きてるわけじゃなく、生かされてある身。今後も生かされるかどうかは、天が決めることでもあります。
なので、「生きたい!生かしてください!」と熱く天に願いつつ、すべてを明け渡し、「御心が行われますように……」と静かな気持ちで手術に臨みます。



どんどんよくなる光の小道
病室の窓から見える風景



万が一、このブログ記事が最後になっちゃった場合は皆さん、


すべて中途半端なまま、いなくなっちゃってごめんなさい!
至らない私がした、今までのあんなこんなを許してね!
そして今まで本当にありがとう!
そしてそして、何よりも……


みんなみんな大好き、ありがとう!

愛してます!!!


もし私が死んじゃっても、「かわいそう」なんて思っちゃダメだよ。肉体の死は終わりでもなく、敗北でもないんだから。そう思いそうだったら、この本を読んでね↓



どんどんよくなる光の小道
『癒された死』(VOICE刊)



表紙から引用しちゃうと。


「死」は最大の喪失ではない。
もっとも悲しむべきことは、心と体が切り離されたまま、
満たされない生を生き続けること。
多くの末期患者と共に過ごした体験から得られた
「生」と「死」、それらを超えて存在する「癒し」の本質を、
米国ホスピス界で第一人者と称される著者が綴る

深い洞察の書。


これ、もう絶版らしいですが、とってもいい本でした。


さーて、とかなんとか一応書きましたが、

もち、生還したよ~、元気になったよ~って、このブログでまた報告できたら、いちばん嬉しい!ラブラブ
もしあなたもそう思ってくれたら、私と再会したいって思ってくれたら、どうぞ生還を祈ってやってください。


ではでは!

感謝!!キラキラ虹


(お見舞いは一切不要です。コメントやメールいただいても多分とうぶん?お返事できません。ごめんね。許してね。ありがとう!)

経過報告(&THERAPY再録)

気づいたら、もう7月。しかし、らる~はまだ、前回記事に書いた旅の途中におります。結局いろいろあって入院も手術もせず、自己治癒の道を目指すことになりました。それが、今の私に与えられたライフレッスンだったのです(天は私に、誰かや何かにお任せして外側から「治してもらう」のではなく、みずから根底からの脱皮・変容に至ることを求めているようです。思えばそうした本質的な変化・成長は、長きにわたって私自身の魂が望んでいたことでもありました)。


癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)/アンドルー ワイル
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目に見えない存在に導かれ、守られ、与えられ、多くの人から信じられないほどたくさんの愛とサポートを受け取りながらの旅なので、孤独ではありません。孤独どころか、「私ってこんなに愛されてたんだ……」と驚いたり感動したり感謝するばかりの毎日です。


でも、この旅には、たった一人で渡らなければならない「橋」があります。だからこそライフレッスンなのですが、それは誰にも肩代わりできない手助けできない、自分の脚で歩いて渡らなければならない橋なのです。


ライフ・レッスン (角川文庫)/エリザベス・キューブラー・ロス
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今はその橋を渡ることにエネルギーを集中したいので(というか今までの自分のままだったら到底渡れないし、全エネルギーを集中せずに渡れるような生やさしい橋じゃないんで……)、ブログは当分書かないだろうし、もうしばらくの間は、メールも最小限におさえてプチ隠遁生活(笑)をすることになりそうです。

なのでワガママなお願いで恐縮だけど、「問い合わせ(体調うかがい)」も「お見舞い」も「ご心配」も、引き続きナシでお願いしますね(黙って遠くからひそかに応援してくださってる方々の思いはヒシヒシと伝わっております!感謝であります!)。


今回のこのライフレッスンについては、ブログには書かず、そのうち一冊の本にまとめる予定。なので、ちょっとタイムラグがあるけど、よかったらその暁に、私のこの魂の旅路――プライベート・ライフレッスンの日々――を分かち合ってくださいまし。


人生は廻る輪のように (角川文庫)/エリザベス キューブラー・ロス
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さて、本日はこれまたタイムラグがあって恐縮ながら、4月23日の記事「シャドウと明け渡し」 で触れた、体験リポートエッセイをアップしておきます。


ねこへび   ねこへび   ねこへび   ねこへび   ねこへび



川元紅岬さんの「センタリング・ヒーリング」の巻

4月末に書き、6月刊行のTHERAPY誌に掲載されたものです~。


今回、私が訪れたのは、ヒーリングカウンセラー・川元紅岬さんのサロン。「真の健康を手に入れるためのヒーリング・メソッド」だという、川元さんの「センタリング・ヒーリング」を受けるためだ。
実は今年のはじめにある病気を発症し、なんとか自然治癒させたいと格闘してきたものの、ここ数カ月、次第に悪化する健康状態に苦しめられていた私。そんな私に親しい友人が勧めてくれたのが、川元さんのヒーリングだったからだ。


今回の病気に関しては、すでに各方面から、さまざまなメッセージを受け取っていた。それを一言でいえば、前回の記事に書いたジュネシーンさんの潜在意識解読に尽きるだろう。私は天に、いや自分自身の魂によって、「今すぐ肉体改造、ライフスタイル改善、人生の変革を」「本当にやりたいこと(ミッション)を中心に据えた人生を生き始めよ」と、迫られているのだ。


夢のメッセージ―エドガー・ケイシーが教える/坂内 慶子
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そんなことを言えば、08年冒頭の本欄「初夢会の巻」でも、自分の夢によって同じようなメッセージが伝えられていることを、夢解読の先生から指摘されていた。つまり私はそうした〝内なる声〟を無視し続けたあげく、「これ以上無視するなら実力行使するよ」とばかりに、「病気」によって、今まで通りの生き方・働き方・暮らし方ができないようにされてしまったのだった。


他の多くの人がそうであるように、私が私の内なる自己の声を無視し続けたことにも理由があった。「メッセージはわかる。そうしたいし、そうすべきだと私も思う。でも、どうすれば?」これは、夢解読の先生にも、ジュネさんにも思わず言ってしまったことだ。




どんどんよくなる光の小道


今の仕事を手放したら、どうやって生活していくというのか? 今の仕事を続けながら、どうやってライフスタイルを改善すればいいのか? 今の仕事を続けながら、どうすれば本当にやりたいことをやるための時間を捻出できるのか?

そのすべてが私にはわからなかった。だから、心の奥底の小さな声に耳をふさいで、長い間「今の仕事が好きだ」「楽しい」「ありがたい」と、それだけを思うようにしてきたのだ(実際好きで、楽しく、ありがたい仕事ではあったので)。


しかしひとたび健康が失われてしまえば、「好きな仕事」と「ミッションとしての仕事」の違いに否応なく気づかされる。つまり、「対価をもらえなくてもこの仕事がやりたいか」「余命1カ月でもやりたいか」と自分に問えばNOであり、魂レベルで真にやりたい仕事は別にあることがハッキリしてしまうのだ。



どんどんよくなる光の小道


私が川元さんのサロンにうかがったのは、そんなことに気づきつつも、フリーランスのシングルマザーとして今の仕事を手放すわけにはいかないと葛藤している時だった。すでに日常生活にも支障が出るほど症状は悪化していたが、フリーに「病欠」という選択肢はなく、病気療養は失業⇒収入ゼロ⇒仕事コネクションの喪失……を意味する。

肉体は治療と休息を求めているが、休めない。それに魂レベルで真にやりたいと思っている仕事はどちらかというとライフワークや趣味の領域で、収入にはつながりそうにない……。


いくら考えても答えの出ない葛藤を抱え、私は人生で初めて、歩くのはもちろん、椅子に座っているのも辛いほどの体調で取材に赴いたのだった。


こうした私の状況から、川元さんは「今の仕事を卒業し、人生を変えるために起こった病気だとすると、治ってしまうと今のパターンが変わりません。ただ、そうはいっても今すぐ状況を変えることが難しいのもわかりますから。今どうしてもやらなくてはならないことをやれるギリギリのところまで持ち直して、それを済ませてから、しっかり休んでくださいね」と言って、30分のセンタリング・ヒーリングに通常の個人セッション30分を加え、1時間の複合セッションを行なってくださった。



どんどんよくなる光の小道


ちなみに、川元さんが考案されたセンタリング・ヒーリングは、背骨のゆがみを取って筋肉や神経やリンパの流れを整え、結果的に全細胞を活性化させるヒーリングだという。


「といっても、整体やカイロのように骨に物理的に働きかけるのではなく、ヒーリングエネルギーを使って背骨に働きかけるわけでもありません。病気というのはさまざまな無理やストレスなど負荷をかけ続けた結果であり、要するに偏り。それをセンタリングしてバランスをとると、おのずと健康になります。通常のヒーリングのような対症療法ではなく、中立の意識を体得することで、生まれもった素直な健康が現れてくる、言わば〝根本治療〟なんです」


これまで聞いたこともない〝意識〟を使うヒーリングを、「背骨を整える」という目に見える形にしたところが、何ともユニークだ。実際に川元さんは、ヒーリングの前後で私の背骨のラインを紙に型どりして、ゆがみが改善された結果を見せてくれた。



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ヒーリングを受けた後は体調も若干持ち直し、椅子に座っているのが辛くなくなった。しかも、それ以上に顕著な変化がその後、意識のレベルで訪れた。


まず、ぼんやりと自分が抱えている葛藤について自問自答しながらの帰途、「休みたい」「でも休めない」「じゃ、どうだったら休める?」「貯金があったら」「貯金はないけど、お金を貸してくれる人はいるじゃない?」というところまで考えが進み。

その次の瞬間、これまで頑として道を阻んでいたはずの心理的抵抗やら執着やら不安やら恐れやら、一切の葛藤が溶けて消え、「先のことを一切思いわずらうことなく、天を信頼し、我が身を虚空に投げ出すごとく、すべての仕事を手放そう」という決断がついてしまったのだ!


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その後のドラマを書く紙数が尽きてしまったが、この決断以降、私の人生は思いがけない展開を重ねに重ね、数々のサポート&ご尽力に支えられて今、私はこの仕事に就いて以来、いや今回の人生で初めてといってもいい長期休暇に入ろうとしている。
そうして病気を治し、たぶん私はそれから、まったく新しい人生のステージを生き始めることになるだろう。この、わが人生の大きな転換点において見事なサポート役を果たしてくださった一人である川元さん、本当にありがとう!


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●問い合わせ、申し込みはHP「川元紅岬のオフィシャルページ」
http://www3.point.ne.jp/~live-in-palace/index.htm から。


とりあえずの近況報告

更新が途絶えたので、入院したと思っている人もいるかもしれない。でも、入院したわけではないのであった。その後も二転三転いろいろあって、現在、自宅療養の身である。「じゃ、時間あるんでしょ?」と思われるかもしれないが、まったく、ない。


なぜかというと、今まさに私は生活を刷新し、自分を癒し、人生を変革する大きな旅の途上にあって、そのために全時間とエネルギーをそこに投入する必要があるからだ。

具体的にどんな毎日をどんなふうに送っているか、日々の記録をブログに綴ったら面白いとは思うのだが、その余裕もない。というか、今はそういう「今まで自分がしていたこと」を極力やめようとしているのだ。今まで散々やってきた「仕事」とか「PC」とか「人付き合い」とか、そういう色々なもろもろをいったん断つ必要があるというか。



どんどんよくなる光の小道


そんなわけで申し訳ないけど、問い合わせやお見舞いのメール・電話への返事も極力、省エネで対応させていただいている。返事がかなり遅れたり、あるいはうっかり漏れちゃったりする場合もあるかもしれない。
仕事やら業務やら、担当していたモロモロをいったんほぼすべてストップしてしまったため、各方面にご迷惑をおかけしているし、病名やら病状やら体調やら復帰時期やら、気にしてくださっている方がたくさんいるのは百も承知なのだが、このブログにそのへんを書く気はなく、問い合わせにも現段階ではお答えできない(とゆ~のは復帰がいつになるか、今のところまったくわからないので)。


なのでいつになるかわからないけど、そのときが来たら、ちゃんとこのブログその他でお知らせしますんで。本当に申し訳ないんだけど、それまでどうか無礼と不義理を許してね。らる~はしばらく旅に出たと思っていてください。それは自分を癒し、変革し、失っていた大切な何かを取り戻すための「魂の旅」なんだけどさ。




今も私はすごく多くの人に信じられないくらい助けられ続けていて、御礼&恩返ししたい、しなければならない人は増加するばかり。この時期を無事乗り切ったら、御礼も御恩返しもしたいし、きちんと報告もしたいし、今回の体験を一冊の本にしたいとは思うのだが、そのためのメモは手書きで残している。PCに向かう時間を協力減らしたいので。


そんなわけで、ブログ更新もあまりできないかもしれないけど、気が向いたら書くかもしれないので、休止宣言まではしないでおくね(^_^;)


とりあえず、お詫び&御報告まで。そんな状況なのでした~虹

今の日本の医療事情

……と思ったものの、やはり入院治療はそんなにすぐには受けられないのだった。病気になってみて初めて生々しく切実に知る、今の日本の医療事情。
折しも、5月1日の朝日新聞朝刊の声欄には、藤倉一郎さんという医師の、こんな投書が掲載されていた。



星公立病院の崩壊が報道されていますが、民間病院も崩壊しつつあるのです。私の病院は60床の小病院ですが、医療費の圧縮、医師不足、看護師不足から、ついに経営不振になり診療所として細々と生きていくことになりました。
独力で30年病院を経営してきたのに、すべて政府の医療費削減が原因です。どの病院も経営が大変で、新聞もようやく大きく報道していますが、医療改革を掲げた小泉時代に予測できたことです。
(中略)


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星どこの病院でもベッド削減、医師不足ですぐ対応してくれるとは限りません。すべては患者さんにはね返ってきます。
懸命に地域医療に尽くしてきたのに、あっけなく崩壊していく病院に悲しくなってしまいます。政府の医療軽視の責任は重大です。



私も今回、いくつかの病院で、検査だけで3週間待ち、手術はガン患者さえ3カ月待ちと聞かされた。緊急度が極端に高ければ優先してもらえるのだろうが、それにしたって一刻も早く手術してもらいたい状態にある患者にとって、3カ月待ちは辛すぎる。


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同業友人えんぴつ屋さんによると、↑この本は「小説の名を借りた、地方公立病院の悲劇・ドキュメンタリー版」だとか。「海堂氏の小説を読むたびに、ごく普通の良心的な医師が昨今味わっている苦しさが伝わってくる」そう。



そう言えば、この間東京で、救急車に乗った妊婦さんの受け入れ病院がなく、たらい回しのあげく亡くなってしまうという壮絶な事件があったが。ある医師がネット上で、それを報じる新聞に「(病院側の)受け入れ拒否」とあったのを見て、「心が折れた」と心情を吐露していた。
受け入れられるのに、「拒否」しているわけではない。医療側も、受け入れることが「不可能」なまでの状況に追い込まれているのだ、と。

誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実 (新書y)/本田 宏
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この国では利権政治が横行し、一般市民=消費者ではなく、企業=供給者側の利権を優先させる政治家たちが、官僚と共に政策を決定し続けてきた。それを「構造改革」の名のもとに最も大胆に断行したのが小泉改革で、以来、高齢者・病者・障がい者・妊婦・末端の労働者・貧困層といった社会的弱者ほど苦境に追い込まれつつある。


民栄えずば国滅ぶ―小泉政権、「改革」の名の大悪政/松尾 公夫
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このままでいいのか、ニッポン――と、医療や介護、労働問題の現場で声を上げる人が増えているのが救いである。そのような地の塩の人々と、私は共に立ち上がり、働きたい。だが今は病者なので、まずは療養なのであった。汗




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